健康診断で
異常を指摘された方へ
健康診断の結果表に「再検査」「要精密検査」という文字があると、誰しも不安になるものです。しかし、健診で見つかった異常は、将来の大きな病気を防ぐための「体からの貴重なサイン」です。
日本の定期健康診断で何らかの異常を指摘される割合は、今や2人に1人以上(約58%)と言われており、決して珍しいことではありません。大切なのは、その結果を「放置しないこと」です。当院では、異常の原因を専門的な視点で詳しく調べ、一人ひとりに最適な対策をご提案します。
判定区分の見方と意味
健診機関によって表記は異なりますが、一般的には以下の区分で判定されます。
| 判定 | 意味 | 必要な行動 |
|---|---|---|
| A:異常なし | 基準値内です。 | 次回の健診まで健康を維持しましょう。 |
| B:軽度異常 | わずかに基準を外れています。 | 緊急性はありませんが、生活習慣に注意しましょう。 |
| C:要再検査 | 数値の変動を確認する必要があります。 | 3ヶ月〜半年後など、指定の時期に受診してください。 |
| D:要精密検査 | 詳しい診断が必要です。 | できるだけ早く専門医療機関を受診してください。 |
| D2:要治療 | すでに治療が必要な状態です。 | 速やかに治療を開始する必要があります。 |
「再検査」と「精密検査」の違い
- 再検査:「その時たまたま高かったのか」を確認するため、同じ検査をもう一度行い、数値の恒常性を調べます。
- 精密検査:「なぜ異常が出たのか」を特定するため、より高度な検査(エコー、CT、詳細な血液分画など)を行い、診断を確定させます。
指摘されやすい項目と
隠れたリスク
健診で指摘される項目の多くは、自覚症状がないまま進行し、心臓病や腎不全を招くリスクを秘めています。
1. 血圧・脂質(コレステロール・中性脂肪)
これらは「動脈硬化」の直結要因です。
- リスク:放置すると血管がボロボロになり、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こします。
- 当院の視点:循環器専門医が、血管の硬さや心臓への負担を正確に評価します。
2. 血糖値(空腹時血糖・HbA1c)
糖尿病の予備群、またはすでに発症している可能性があります。
- リスク:全身の細い血管を傷つけ、失明、透析(腎不全)、足の壊死などを招きます。
- 当院の視点:腎不全への移行を食い止める「腎保護」の観点から、早期介入を行います。
3. 尿酸値
- リスク:痛風発作の激痛だけでなく、腎臓の中に石ができたり(尿路結石)、腎機能を低下させたりします。
4. 尿検査(尿蛋白・尿潜血)
- リスク:腎臓のフィルター機能が壊れているサインです。慢性腎臓病(CKD)の初期段階かもしれません。
- 当院の視点:腎臓内科専門医が、蛋白尿の原因が一時的なものか、病的なものかを厳密に鑑別します。
5. 肝機能(AST・ALT・γ-GTP)
- リスク:脂肪肝、アルコール性肝障害、ウイルス性肝炎などが考えられます。最近では「非アルコール性脂肪肝(NAFLD)」から肝硬変に進むケースも増えています。
6. 心電図の異常
- リスク:不整脈や心肥大、狭心症の疑いなどが含まれます
- 当院の視点:ホルター心電図や心エコーを用いて、治療が必要な異常かどうかを即座に判断します。
当院での二次検査の流れ
杏クリニック(狭山市)では、健診結果をお持ちいただければ、スムーズに保険診療での二次検査へ移行できます。
1.専門医によるカウンセリング
健診結果を読み解き、現在のリスクを分かりやすく説明します。
2.精密な検査の実施
院内での迅速血液検査、高度な超音波検査(心臓・腹部・血管)、24時間心電図など、必要に応じた精密検査を行います。
3.パーソナライズされた治療計画
薬物療法が必要か、生活習慣の改善で様子が見られるかを、専門的エビデンスに基づいて決定します。

当院で受診するメリット
「どこで再検査を受けても同じ」ではありません。
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循環器×腎臓の「二枚看板」による専門的フォロー
生活習慣病の異常値が最終的にダメージを与えるのは、「心臓」と「腎臓」です。当院はこの両方の専門医が在籍しているため、例えば「血圧が高いが、腎機能も考慮するとどの薬がベストか」といった、一歩進んだ臓器保護を目的とした治療が提供可能です。
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「紹介状なし」で高度な専門外来を受診可能
大きな病院のような長い待ち時間や紹介状の心配をすることなく、大学病院レベルの専門知識を持った医師による診察が受けられます。
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生活習慣改善のチームサポート
管理栄養士や看護師が在籍しており、「具体的にどう食事を変えればいいのか」という実践的なサポートも充実しています。
よくある質問(FAQ)
去年も同じ数値で大丈夫だったので、今年も放置して良いですか?
いいえ。同じ数値が続いているということは、それだけ長い期間、血管や臓器に負担がかかり続けているという「蓄積されたリスク」を意味します。数年間の経過を含めて評価いたしますので、ぜひ過去の結果も併せてお持ちください。
再検査の費用はどのくらいかかりますか?
健診は自費ですが、異常指摘後の再検査・精密検査は「保険診療(3割負担など)」となります。検査内容により異なりますが、通常の血液検査であれば数千円程度です。
健診を受けた施設とは別のクリニック(杏クリニック)で受けても大丈夫ですか?
全く問題ありません。むしろ、生活習慣病や循環器・腎臓疾患の疑いがある場合は、その分野の専門医がいるクリニックを受診される方が、より正確でスムーズな治療に繋がります。
仕事が忙しくてなかなか行けません。
当院ではWEB予約を導入しており、待ち時間の短縮に努めています。放置して将来的に大きな病気で長期入院することになる前に、30分〜1時間程度の受診時間を確保されることを強くお勧めします。