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いびき

患者に寄り添う医師

杏クリニックは、「いびきがうるさい」「睡眠中に呼吸が止まる」といった症状を、放置できない健康リスクのサインとして捉えます。循環器内科専門医が心臓や血管への影響を評価し、適切な治療を提供します。

いびきとは

いびきは、寝ている間に空気の通り道である上気道(のど、鼻の奥)が狭くなることで、粘膜が振動して起こる音です。

疲れているときや飲酒後の一時的な小さないびきは問題ありませんが、日常的に大きないびきをかく場合や、特にいびきが突然止まり、大きな呼吸音で再開すると指摘される場合は、睡眠中に無呼吸状態が頻繁に起こっている病的なサインです。
この無呼吸状態こそが、日中の眠気だけでなく、全身の健康に悪影響を及ぼします。


要注意ないびきの特徴

睡眠中の無呼吸は、体内の酸素濃度を低下させ、全身に大きな負担をかけます。以下のサインがある方は、必ず専門医にご相談ください。

睡眠中の無呼吸を疑うサイン

  • 家族に「呼吸が止まっている」と指摘される
  • 大きないびきをかいた後、数十秒の沈黙があり、再び大きな呼吸音で再開する
  • 寝汗がひどい、または夜中に何度もトイレに起きる
  • 熟睡感がない、朝起きた時に頭が重い

日中の症状

  • 日中に強い眠気を感じ、会議中や運転中にも居眠りしてしまう
  • 集中力や記憶力が低下した
  • 治療しているのに高血圧がなかなか治らない

いびきが全身に与える影響

いびきに伴う無呼吸は、一晩に何度も酸素不足と覚醒を引き起こします。これにより、交感神経が過剰に興奮し続け、心臓と血管に長期的な悪影響を及ぼします。

  • 高血圧・不整脈: 夜間に血圧が下がらず、不整脈(特に心房細動)のリスクを高めます。
  • 心不全: 心臓に絶え間ない負担をかけ、心不全の発症・悪化を招きます。
  • 脳卒中・糖尿病: 血管の動脈硬化を促進し、脳梗塞や、糖尿病の発症リスクを高めます。

当院の循環器内科専門医は、いびきを単なる睡眠の問題としてではなく、これら心臓病のリスクファクターとして捉え、予防的な治療を行います。

いびきの主な原因

いびきは、空気の通り道が狭くなることで起こります。主な原因は以下の通りです。

  • 肥満: 首回りや喉に脂肪が沈着し、気道を圧迫します。
  • 骨格的な問題: 下顎が小さい、あるいは後退しているなど、生まれつき気道が狭い方。
  • 鼻の病気: アレルギー性鼻炎や鼻中隔湾曲症などにより、鼻呼吸が困難になっている。
  • 扁桃腺・アデノイド肥大: 喉の奥にある組織が大きくなることで、気道を塞ぎます。
  • 飲酒・喫煙: 飲酒は喉の筋肉を緩ませ、喫煙は気道の炎症を引き起こしいびきを悪化させます。

いびきのリスクを調べる検査

いびきに伴う無呼吸がどの程度深刻か、心臓に負担をかけていないかを正確に把握するため、検査が必要です。

簡易ポリソムノグラフィー(簡易PSG検査)

ご自宅で小型の検査機器を装着し、睡眠中の呼吸状態、酸素濃度を記録します。入院の必要がなく、普段通りの環境で検査が可能です。この検査で無呼吸の程度を測るAHI(無呼吸低呼吸指数)が一定基準を超えた場合に、保険診療での治療が開始できます。

当院では、この簡易PSG検査を迅速に実施できる体制を整えています。

いびきの治療

いびきに伴う無呼吸の治療は、日中の眠気解消だけでなく、将来の心臓病リスクを大幅に低減することが目的です。

CPAP(シーパップ:持続陽圧呼吸療法)

マスクを装着し、一定の圧力をかけた空気を送り込むことで、睡眠中の気道の閉塞を防ぐ最も効果の高い治療法です。睡眠中の酸素状態が改善し、いびきが解消されると同時に、血圧の低下や心臓への負担軽減に繋がります。


マウスピース(口腔内装置)

歯科と連携して作成するマウスピースで、寝ている間に下顎を前方に固定し、気道を広げます。軽度から中等度の無呼吸に対して有効です。

生活習慣の改善

減量、飲酒の制限、禁煙、適切な寝姿勢の工夫などが治療効果を高める上で非常に重要です。

当院でのいびき治療

杏クリニックは、いびきや無呼吸が引き起こす心臓・血管リスクの管理を最も得意としています。

循環器内科専門医による心血管リスク込みの評価

当院の循環器内科専門医が、検査結果に加え、患者様の高血圧、不整脈、心不全といった心臓病のリスクを総合的に評価します。心臓への影響が大きいと判断された場合は、無呼吸の治療と心臓病の予防を同時に進めます。

CPAP導入後の継続的なフォロー

CPAP治療が必要な場合は、機器の導入から使用方法、継続的なフォローアップまで責任をもって行います。データに基づき使用状況をチェックし、患者様が無理なく治療を継続できるようサポートします。

生活習慣病の一括管理

無呼吸は高血圧や糖尿病と密接に関係しています。これらの生活習慣病治療と、いびき・無呼吸の治療を一箇所で同時に管理することで、治療の相乗効果を高め、心血管リスクをトータルで下げます。

よくある質問(FAQ)

Q

CPAP治療は保険適用になりますか?

A

はい、保険適用となります。ただし、ご自宅での簡易PSG検査などによって、睡眠中の無呼吸の程度を示すAHI(無呼吸低呼吸指数)が一定基準以上であると診断される必要があります。当院で検査を行い、診断基準を満たしているか確認いたします。

Q

枕や寝方を変えれば、いびきは治りますか?

A

一時的にいびきが軽減することはありますが、無呼吸の根本的な治療にはなりません。軽度な症状であれば試す価値はありますが、いびきが途中で止まると指摘された場合は、必ず専門的な検査を受けてください。

Q

CPAP治療は毎日使用しないといけないのでしょうか?

A

CPAPの効果(無呼吸の解消と心臓リスクの低減)を維持するためには、毎晩使用することが強く推奨されます。治療効果を維持するためには、月に一度の定期的な通院と、CPAPの使用データチェックが必須となります。

Q

いびきをかく人は、治療すれば高血圧も改善しますか?

A

改善する可能性は非常に高いです。夜間の無呼吸による酸素不足と交感神経の興奮が原因で高血圧になっているケースは多く、CPAP治療によって睡眠中の酸素状態が改善されると、血圧が下がりやすくなることが確認されています。

単なるいびきと思わず、その裏にある心臓病リスクをチェックしましょう。無呼吸の検査と心臓を守る治療について、狭山市の杏クリニックにご相談ください。