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日中の眠気

患者に寄り添う医師

杏クリニックは、日中の眠気を単なる疲れと放置せず、心臓や血管に影響を及ぼす「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」のリスクとして捉えます。専門的な検査で原因を特定し、心臓病予防を兼ねた治療を提供します。

日中の眠気とは

仕事中や運転中に強い眠気に襲われたり、休んでも解消しない慢性的な疲労感があったりする場合、それは単なる過労や夜更かしの結果ではない可能性があります。

日中の強い眠気は、睡眠の質が著しく低下している重大なサインです。特に、運転中に居眠りを起こすと重大な交通事故につながる危険性があるため、ご自身やご家族の安全を守るためにも、その原因を特定し、治療することが重要です。


眠気の裏にある
最大の原因

日中の眠気の最も大きな原因の一つは、夜間にいびきとともに呼吸が何度も止まる睡眠時無呼吸症候群(SAS)です。

SASの患者様は、一晩のうちに何百回も無呼吸状態となり、そのたびに脳が覚醒してしまいます。これにより、睡眠が細切れになり、脳や身体が十分に休息できません。その結果、睡眠時間を十分に取っているにもかかわらず、日中に耐えがたい眠気や疲労感に襲われることになります。

危険な眠気と
その他の原因

眠気の原因は、睡眠時無呼吸以外にも多岐にわたります。当院では、循環器内科専門医として心臓病リスクを念頭に置きつつ、総合的な鑑別診断を行います。

睡眠障害

  • 睡眠時無呼吸症候群(SAS): 無呼吸による睡眠の質の低下。
  • むずむず脚症候群: 就寝中の不快な感覚が原因で睡眠が妨げられる。

心臓・全身疾患

  • 心不全: 進行すると倦怠感や疲労感が強く現れ、日中の活動性が低下する。
  • 甲状腺機能低下症: 全身の代謝が低下し、強い眠気や倦怠感が生じる。
  • 貧血: 酸素運搬能力の低下により、体がだるく眠気を感じる。

睡眠時無呼吸が
心臓にもたらす深刻な影響

睡眠時無呼吸は単なる睡眠不足で終わらず、夜間の低酸素状態と覚醒が繰り返されることで、血管と心臓に大きな負担をかけます。

  • 高血圧の悪化: 夜間も血圧が下がらず、治療しても治りにくい高血圧(治療抵抗性高血圧)となります。
  • 不整脈・心不全: 低酸素と神経の興奮が心房細動などの不整脈や、心不全を悪化させる原因となります。
  • 脳梗塞: 動脈硬化を促進し、脳卒中のリスクを高めます。

日中の眠気を解消することは、心臓や血管の重大な病気を予防することにつながります。

眠気の診断

日中の眠気の原因を正確に特定するため、心臓と睡眠の評価を組み合わせて行います。

  • 簡易ポリソムノグラフィー(簡易PSG検査): ご自宅で睡眠中の無呼吸の程度(AHI)や酸素濃度を測定し、睡眠時無呼吸症候群の有無を評価します。
  • 血液検査: 甲状腺機能、貧血の有無、心臓の負担度を示すBNPなど、心臓以外の原因や心不全の兆候を同時にチェックします。
  • 心臓超音波検査(心エコー): 心臓の機能や構造に異常がないかを確認し、心不全や弁膜症など心臓性の原因を鑑別します。

眠気の治療

原因が睡眠時無呼吸症候群である場合は、CPAP(シーパップ)治療が第一選択となります。

主な原因 治療の方向性
SAS(睡眠時無呼吸症候群) CPAPによる気道の確保。CPAP治療は、眠気解消に加え、心臓病リスクを減らすという二重のメリットがあります。
心臓疾患 心不全や不整脈に対する薬物療法、生活習慣の改善指導。
その他の疾患 甲状腺疾患や貧血など、根本的な内科疾患の治療。
生活習慣 飲酒や特定の薬剤の制限、睡眠衛生の指導。

当院での
日中の眠気治療

杏クリニックは、日中の眠気という症状に対し、単なる睡眠障害の治療にとどまらず、循環器内科専門医の視点から心血管リスクを徹底管理します。

循環器内科専門医による心臓病予防の観点からの診断

当院の循環器内科専門医が、簡易PSG検査の結果に加え、高血圧や不整脈、心不全などの心臓病リスクを総合的に評価します。眠気の原因が睡眠時無呼吸である場合、CPAP治療の継続が将来の心臓病予防に不可欠であるという認識のもと、治療を推進します。

CPAP治療の継続的なフォローアップ

CPAP機器の導入から使用方法、使用状況のデータチェックまで、丁寧にフォローアップします。患者様が治療を無理なく継続し、最大の効果を得られるよう、きめ細やかにサポートします。

生活習慣病との一括管理

睡眠時無呼吸は、高血圧、糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病の密接な悪化要因です。これら複数のリスクを当院で一箇所で同時に管理することで、心血管イベントの発生をトータルで防ぎます。

よくある質問(FAQ)

Q

運転中の眠気が心配です。すぐに検査はできますか?

A

はい、すぐに検査が必要です。運転中の眠気は、睡眠時無呼吸症候群の可能性が高く、非常に危険です。当院ではご自宅でできる簡易PSG検査を迅速に手配し、早急に診断をつけ、治療を開始できるよう努めます。

Q

CPAP治療を始めると、眠気はすぐに解消されますか?

A

治療開始後、比較的早期に日中の眠気や倦怠感の改善を実感される方が多くいます。ただし、眠気の程度や原因には個人差があるため、CPAP治療の効果を最大限に引き出すためにも、医師の指示に基づき継続することが大切です。

Q

日中の眠気の原因を特定するために、何科を受診すれば良いですか?

A

眠気の原因は多岐にわたるため、睡眠時無呼吸と心臓病のリスクを同時に評価できる循環器内科や呼吸器内科、睡眠専門医がいる医療機関を受診することが望ましいです。当院では、心臓リスクを念頭に置きながら、総合的に原因を鑑別します。

Q

杏クリニックは在宅医療がメインですが、眠気やSASの通院治療はできますか?

A

はい、可能です。当院は生活習慣病とSASの専門外来に注力しており、検査機器を完備し、CPAP治療の導入から継続的な管理まで全て通院で対応しています。ご安心ください。

日中の眠気は、単なる睡眠不足ではなく、心臓病リスクのサインです。運転中の安全、そして将来の健康を守るために、狭山市の杏クリニックにご相談ください。